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【たばこと健康】男性とパターンが異なる女性の生涯喫煙率

 ところが、22年と26年に50代であった2つの群の喫煙率は、様相が異なっている。20代で16%以上あった喫煙率が、10年後の30代には、ともに11%へと低下した。しかし、10年後の40代になると、上昇して13・5%を超え、50代に再度低下するというパターンを示している。

 ちなみに、男性の喫煙率についても同様に30年間の動向を調べてみたが、20代が最も高く、年を経るにつれて順次低下するというパターンが、すべての群に共通していた。

 40代で女性の喫煙率が増えるという現象は、ライフサイクルに関係があるのかもしれない。独身の20代では喫煙しても、30代の妊娠・出産期には禁煙する。子育て中は禁煙していたが、子どもが親の手を離れる40代で喫煙を再開するとの推測も成り立つ。しかし、これですべての群の説明はできないので、さらに追求する必要がある。

 今回示したように、女性の喫煙率の動向には、男性の場合とは異なった傾向が認められる。その理由はまだ説明しきれないが、喫煙の動機や背景を把握したうえでの、きめ細かな禁煙支援が必要と考える。

 (高崎健康福祉大教授 東福寺幾夫)

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