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【たばこと健康】男性とパターンが異なる女性の生涯喫煙率

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 私の勤務する高崎健康福祉大学(以下、本学)では、平成17(2005)年から毎年学生を対象に禁煙アンケートを実施してきた。質問内容は、本人の喫煙状況、家族などの喫煙状況、喫煙に関連する疾病の認知度などである。今回は、それらのデータを利用して学生の親世代の喫煙率について考えてみたい。対象期間は平成18年を基準とし、4年ごとの12年間とした。

 対象期間における本学学生の父親と母親の喫煙率を表の1行目と3行目に示す。また、学生の親は50代が多いと考えられることから、比較のため、同じ年の全国の50代の男女の喫煙率(データ出典は厚生労働省・国民健康栄養調査)を、表の2行目と4行目に示した。

 本学学生の父親の喫煙率および全国50代男性の喫煙率は、対象期間を通して低下を続け、12年間で共に10ポイント以上低下している。一方、母親と50代女性の喫煙率は必ずしも、そうした変化をたどっていない。母親の喫煙率は基準年の4年後の22年には低下したが、8年後には増加し、最終年の30年は基準年と同じ9%であった。全国の50代女性の喫煙率は22年、26年と連続して上昇し、30年には低下したものの基準とした18年よりも1ポイント高かった。

 なぜ女性の喫煙率は男性のような減少傾向を示さないのだろうか? 理由を探るため、対象期間の各年に50代であった女性の世代(以下、群という)の喫煙率をそれぞれの10年、20年、30年前にさかのぼって調べた結果をグラフに示す。なお、厚生労働省国民健康栄養調査データは平成元年以降に限られるため、昭和63(1988)年以前の喫煙率はJT全国喫煙率調査のデータを利用した。

 平成18年に50代であった群の喫煙率を30年前(20代)から10年ごとに追うと、この群は年とともに喫煙率が低下し、50代では20代の約3分の2になっていた。同様に30年に50代の群の喫煙率も20代から50代にかけて10年ごとに低下し、30年間で約3分の2に減少していた。

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