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皇室のコロナワクチンご接種、国民に配慮

公表には慎重姿勢

 天皇は憲法で「国政に関する権能を有しない」と定められている。ワクチン接種について、陛下をはじめ皇室の方々の動向が公表されれば、政府の国民への接種計画にも影響を与えかねない-。宮内庁内部にはそんな慎重論が根強い。

 実際に、過去のインフルエンザなどの感染症でも、皇室のワクチン接種の有無が公表された例は少ない。

 平成21年、同庁は在位中の上皇さまが新型インフルエンザのワクチン接種を受けられたと公表したが、当時、前立腺がんの治療などで上皇さまの接種の優先度が高まったことが背景にあった。当時の上皇ご夫妻を知る元幹部は「自分たちよりも医療従事者や緊急を要する人を優先してほしいというのが、ワクチン接種に対するご夫妻の基本的なお考えだった」と話す。

 今回の新型コロナでは、優先接種以外のワクチン供給の見通しが不透明なこともあり、ある宮内庁OBは「国民の間でさまざまな受け止め方があることを考慮すると、公表には慎重にならざるを得ないのでは」と話す。同庁幹部は「皇室だから優先するということはない。タイミングも含め、国民と同じように『自然な形』で接種していただくのが望ましい」という。

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