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弱視の中学生、岩崎さんが囲碁プロ候補生に

囲碁のプロ候補生が腕を磨く「院生研修」に臨む弱視の中学1年生、岩崎晴都さん=3日、東京都千代田区(日本棋院提供)
囲碁のプロ候補生が腕を磨く「院生研修」に臨む弱視の中学1年生、岩崎晴都さん=3日、東京都千代田区(日本棋院提供)

 視覚障害(弱視)のあるさいたま市の中学1年生、岩崎晴都(はると)さん(12)が3日、東京都千代田区の日本棋院で囲碁のプロ棋士になるための院生研修に臨んだ。視覚障害者が日本棋院の院生になるのは初。晴眼者(せいがんしゃ)と同じ土俵で対局し、井山裕太三冠(31)との対戦を目指す。

 1歳2カ月で小児急性リンパ性白血病を発症した影響で、岩崎さんの左目視力は0・01で右目はほぼ見えない。小学2年のころ、埼玉県内に住む祖父が自宅で開いていた碁会所に遊びに行き、黒石と白石なら違いがわかる-と碁に興味を持った。5年時には別の碁会所に通い、さまざまな愛好家と打つうちみるみる力をつけ、アマ初段程度だった棋力は半年で六段まで伸びたという。

 「1つの定石を覚えても、次に違う変化を打たれると難しくなる。その面白さは表現できないほど」としっかりした口調で語る岩崎さんは、プロ棋士になりたいと考えるように。日本棋院も、着手した後に碁石が動かない、はめこみ式の碁盤と碁石を用意して、院生に採用した。

 4月時点で51人いるプロ志望者の院生は毎週土・日曜日に対局する。岩崎さんは最も下位のDクラスからスタートして、この日は2勝2敗。対局後、「不安なことはいろいろあったが、普通にやることができてよかった。Cクラスに上がれそうな手応えもあります」と話した岩崎さん。「プロになって井山さんと対局したい。障害者でも碁が楽しめることを広めていきたい」

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