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【コロナ禍を乗り越えて ちば人物記】敬愛学園女子バレー部監督・上原典人さん 休校中、選手の不安解消を優先

敬愛学園女子バレー部の上原典人監督
敬愛学園女子バレー部の上原典人監督

 人々の暮らしを大きく変えた新型コロナウイルスの感染拡大。学校で部活に打ち込む生徒や、その指導者も当然、例外ではない。監督を務める敬愛学園高校(千葉市稲毛区)の女子バレーボール部は令和元年度、千葉県内の主要大会全てで優勝するなど絶好調だった。しかし、元年度の終わりから2年度の初めにかけてコロナ禍が深刻化。学校は休校になり、練習もできなくなった。

 「バレーを通じて選手と意思疎通をしてきた。バレーがなくなってどうすればいいのか」…。悩んだ末に優先したのは、高校生としての選手の不安を解消することだった。インターネットの動画投稿サイトを活用してビデオメッセージを送りあったほか、保護者を交えた三者面談を行い、進路について話し合った。

 2年5月下旬、1度目の緊急事態宣言が解除になって練習を再開したが、2年度の関東大会、全国高校総体、国体は中止に。3年生にとっては、今年1月の「ジャパネット杯 春の高校バレー」(春高バレー)が、最初で最後の全国大会となった。

 例年、春高バレーでは有力な下級生の選手を多くメンバーに入れて経験を積ませ、翌年につながるチーム編成を心がけてきた。しかし、懸命に重ねてきた練習の成果を十分に出せないまま、引退が近づく3年生のことを考え、今回は3年生中心のチームで臨むことを決めた。一方で、「結果が伴わないといけないプレッシャーも大きかった」と振り返る。

 東京体育館(東京都渋谷区)で開催された春高バレー。2回戦、広島桜が丘(広島県)との試合では序盤、5連続ポイントを奪われる苦しい展開となった。だが、タイムアウトを取り、「自分たちの型を出せてない。自分たちの型を出したチームが勝つ」と声を掛けると、選手は徐々に落ち着きを取り戻し、終盤に逆転して第1セットを先取。ストレートで勝利し、ベスト16へ進出した。ベスト8をかけた前回優勝校の東九州龍谷(大分県)との3回戦で敗れはしたが、強豪相手に奮戦し、随所に光るプレーも見せた。

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