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金銅製仏具が出土、大阪・門真市の普賢寺遺跡

普賢寺遺跡で見つかった金銅製密教法具の蓋
普賢寺遺跡で見つかった金銅製密教法具の蓋

 大阪府門真市の京阪古川橋駅北側に広がる複合遺跡「普賢寺(ふげんじ)遺跡」から鎌倉時代(13世紀)の金銅製密教法具の蓋が出土したと、市が発表した。「中世の記録に登場しながら場所がわかっていない普賢寺が、付近に存在したことをうかがわせる史料」としている。

 市が、旧第一中学校跡地で図書館を含む生涯学習複合施設などを建設する土地区画整理事業に伴い、約6100平方メートルを昨年6月から発掘調査した。

 今回出土した蓋は、昭和59年の府の発掘調査で金銅製の僧形坐像(そうぎょうざぞう)(府指定文化財)とともに出土した密教法具の蓋(同)と同型。直径5・7センチでやや小ぶりという。

 学校や住宅が密集していたこの区域では、これまでにも寺院の瓦などが見つかっており、「河内国小松寺縁起」の勧進奉加帳(1139年)に記載のある普賢寺があったと推定されているが、場所は特定されていない。

 今回の調査では、平安時代後期(12世紀後半)ごろの掘立柱建物2棟の跡も確認されたが、基壇や礎石がなく寺院ではないと判断された。

 このほか、蛇行した広い溝から古墳時代後期(6世紀初め)の形象埴輪(はにわ)が多数出土した。北側には市内唯一の古墳である普賢寺古墳があるが、市は「ここに別の古墳があった可能性がある」としている。

 市は新型コロナ感染拡大防止のため一般向けの現地説明会は行わず、5月12~30日に市立歴史資料館で速報展を開催する。

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