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静岡県内の高齢者接種、施設入所者先行へ 入所者以外は5月以降か

高齢者へのワクチン接種訓練=21日、藤枝市の藤枝市民体育館
高齢者へのワクチン接種訓練=21日、藤枝市の藤枝市民体育館

 静岡県内の自治体が担う新型コロナウイルスワクチンの高齢者への接種スケジュールが、固まりつつある。4月の県内高齢者向けワクチン供給量が対象者の約1%と少量にとどまる見込みの中、高齢者施設の入所者から始める自治体が目立ち、施設に入所していない高齢者以外への接種は5月以降になる見通しだ。移動に困難が伴う高齢者の接種率を高めるため、接種会場への「移動の足」としてタクシー利用券を配布するケースもある。

 4月12日の週から順次接種を始めるとした静岡市によると、同5~23日に県から市に配分されるのは4千回分(2千人分)。市内在住の高齢者約22万人の1%弱にとどまる。このため市は優先して接種を行う高齢者の対象を絞り込んだ結果、医師が常駐する介護療養施設や老人保健施設などの入所者(約3千人)に行うこととした。

 田辺信宏市長は25日の記者会見で「施設のクラスター(感染者集団)発生防止を重要視した。(医師の常駐で接種後に)体調の変化が起きても迅速に対応できる」と説明した。

 浜松、磐田、藤枝、湖西、長泉の5市町も、高齢者施設の入所者から先行接種に踏み切る方針だ。ただ、静岡市と並んで高齢者人口が多い浜松市は、4月中には入所者全員分を確保できないため、対象の選定を迫られている。選定から漏れた施設から不満が噴出する可能性もあり、担当者は「どこから進めるかまだ公表できない」と明かす。

 一方、沼津市は高齢者向け接種券を4月16日に発送し、まず26日に一般の高齢者100~200人規模の集団接種を実施する計画。本格的な接種開始は、地元の医師会と相談した結果、高齢者施設の入所者への巡回接種も含め5月以降と決めた。

 伊豆市は「集団接種を優先しているため、ワクチンの供給が安定してから接種を始める。早くても5月連休明けだ」(市健康支援課)と話す。

 タクシーやバスといった交通手段の利用券を配布して、高齢者を後押しする取り組みも。静岡市は接種日時と会場へのタクシー予約を、同時にコールセンターなどで手続きできるようにし、1回当たり500円のタクシー運賃割引券を交付する。沼津、伊豆両市も公共交通利用券(3千円分)を配布する予定だ。

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