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囲碁国際棋戦、上野女流棋聖と向井六段が準決勝へ

「SENKO CUPワールド碁女流最強戦2021」でパソコンに向かう上野愛咲美女流棋聖(左)と桑原陽子六段。この2人が対局しており、上野女流棋聖が勝利した
「SENKO CUPワールド碁女流最強戦2021」でパソコンに向かう上野愛咲美女流棋聖(左)と桑原陽子六段。この2人が対局しており、上野女流棋聖が勝利した

 日本、中国、韓国、台湾の女流棋士による国際棋戦「SENKO CUP ワールド碁女流最強戦」が22日、東京都江東区で開幕、日本勢では上野愛咲美女流棋聖(19)と向井千瑛(ちあき)六段(33)が23日の準決勝に進出した。

 今大会は日本が主催する唯一の女流国際棋戦。2019年(第2回)大会までは日本に招いて実施していたが、新型コロナウイルス感染拡大のため昨年は中止。今回はインターネット対局で行われ、日本勢は昨夏開催されたタイトル戦「第5回扇興杯女流最強戦」の4強が出場した。

 藤沢里菜女流本因坊(22)は、過去2大会で優勝している中国の於之瑩(オ・シエイ)六段(23)に敗れた。「相手は第一人者で、これまでの対戦では壁のようなものを感じていたが(きょうは)自分の力を出し切れた。それだけに読みに錯覚がありチャンスを逃したのは残念」と藤沢女流本因坊は悔しそうな表情をみせた。

 また謝依旻(しぇい・いみん)六段(31)は、女流世界最強ともいわれる韓国の崔精(チェ・ジョン)九段(24)に敗れた。「崔精さんとは久々の対局で楽しみにしていたが、中盤で崩れてしまういつもの悪い形になってしまった」と声を落とした。

 気を吐いたのが向井六段で台湾の新鋭、兪俐均(ユ・リキン)三段(21)に黒番中押し勝ちした。「相手の棋譜を研究していたら力戦派だと感じたので、仕掛けられる前に戦おうという作戦がうまくいった」と向井六段。「対面のほうが相手の気迫も感じられやりやすいが、こういう(コロナ禍の)状況でも対局できるのがネット碁のいいところ」と話していた。

 上野女流棋聖は、桑原陽子六段(46)との日本人対決に白番中押し勝ち。対局当日のモーニングルーティンである縄跳び777回を、対局場でもある宿泊ホテル1階駐車場で行おうとしたところ、関係者から「近くに公園があるので…」と移動を促されたというエピソードを明かした上野女流棋聖。「けっこう人が通って恥ずかしかったので、333回で終えました」

 国内棋戦とは異なり、休憩なしで4時間以上打つため、カットしたバナナで栄養補給するのが上野流。インターネット対局ながら、すぐ隣に座った相手の桑原六段は、「何か食べていると思ったけどバナナだったの?」と気になっていた様子。一方の上野女流棋聖は「隣の動きは気にならず、パソコン画面に集中していました」とどっしり構え、勝利を手にした。

 23日の準決勝で上野女流棋聖は崔九段と、向井六段は於六段と対戦する。 

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