仲邑菫二段、昇段後初勝利で女流立葵杯本戦へ
囲碁の小学生棋士、仲邑菫(なかむら・すみれ)二段(12)が18日、名古屋市の日本棋院中部総本部で行われた第8期女流立葵杯の予選に出場、王景怡(おう・けいい)三段(34)に白番中押し勝ちし、8人による本戦進出を決めた。プロ14年目の王三段は平成27年、同杯の前身、会津中央病院杯トーナメントで優勝した実績がある強豪。
仲邑二段は対局後、「(今日の内容は)つぶれていたけど、相手のミスに助けられて勝つことができました」と振り返り、「(本戦では)勝敗を意識せずに良い内容の碁が打てるように頑張りたい」と話した。
仲邑二段は15日に、対象となる男女競合の棋戦でプロ通算30勝となり、史上最年少の12歳0カ月で二段昇段を決めた。同日午後からの対局で敗れ、自身最多の連勝は「10」でストップしたが、この日の二段初勝利で今年の成績は12勝2敗となった。