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自動運転が外出手助け 河内長野市、5月にも実証実験

「クルクル」の実証実験に使われる自動運転車両=河内長野市
「クルクル」の実証実験に使われる自動運転車両=河内長野市

 自動運転のカートを高齢者が多く住む団地内の移動手段として運行する実証実験に、大阪府河内長野市が乗り出す。高齢者が買い物など外出する機会を維持するのが狙いで、緊急時などに対応する運転手を住民が務める仕組み。住民が主体となって団地内で自動運転車両を走らせるのは全国でも初めてとのことで、市は、5月にも運用を始めたいとしている。

 「クルクル」と名付けたシステムで、実証実験は同市南花台地区で実施。車両は電動のゴルフカートを改造した7人乗りで、時速約12キロで走行する。減速、加速、右折、左折などのタイミングは、地中のICタグや、路面に敷かれた電磁誘導線から出る磁気を感知して指示を読み取る。車道を横切る人などの“障害物”は、搭載したカメラやセンサーで感知し自動停止。緊急時や電磁誘導線のない道路を走る場合は手動運転に切り替える。

 実証実験は約1平方キロのエリアで実施。約2キロの自動運転ルートを2本設定する。それぞれ約10分かけて運行し、運賃は当面無料。運転手は住民から起用し、運用開始までに講習を受けてもらう。

 南花台地区は昭和57年に街開きされ、集合住宅と戸建てが整備された。同市の高齢化率は約35%と大阪府内でもかなり高いが、約7100人が住む同地区は40%超とさらに高い。生活のための交通手段維持が課題となっており、島田智明市長は「高齢化社会の先端を進む河内長野市での実験。試行錯誤しながらでも、少子高齢化地域の生活モデルづくりに生かしていきたい」と話している。

 同市は、内閣府が全国から公募するビッグデータなど先端技術を活用した国家戦略特区「スーパーシティ構想」へ応募する方針。今回の自動運転は、同構想の一環と位置づけ、サービスの規模と質を拡充していくとしている。

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