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栃木県、外出自粛要請を8日から緩和

 栃木県は5日、新型コロナウイルスの感染拡大防止策として呼びかけている外出自粛要請やイベント開催の制限について、8日に緩和することを決めた。病床稼働率の低下をもとに判断した。ただ「新規感染者の減り方が鈍ってきた」(福田富一知事)として、これからシーズンを迎える花見や歓送迎会などは自粛するよう呼びかける。(山沢義徳、根本和哉)

 また県独自の警戒度は、「ステージ1~4」ある国の指標に対応させる改定を行う。ただ、県独自に“注意報”に当たる「ステージ2・5」を設け、5段階とする。7日までは旧基準で下から2番目の「感染拡大注意」、8日~4月4日は新基準のステージ2とする。

 現在呼びかけている「不要不急の外出自粛要請」は8日以降、新基準に基づいて緩和され、「(国の緊急事態宣言などが出ている)感染拡大地域への不要不急の移動は慎重に検討を」とする。収容人数5千人までの屋内会場で催すイベントは、大声を出さない場合や固定席の場合、定員一杯まで入場可能に。さらに大きい会場は、5千人または収容人数の50%以内が上限となる。

 県立学校での部活動も、他校との練習試合や合同練習を解禁。「Go To イート」の利用や販売も8日に再開される。

 一方、無症状者を対象として先月22日に県内で開始したモニタリング検査は、教育機関と繁華街で計536件行った結果、陽性者はゼロだった。感染再拡大の兆候をつかむため、引き続き繁華街などで実施する。

県内観光業界「絶えるしかない」

 東京都など1都3県に対する国の緊急事態宣言が2週間延長される。1都3県からの客が多くを占める県内の観光地からは、延長に理解を示しつつも苦境を訴える声が聞こえる。

 日光市観光協会の福田栄仁(えいひと)事務局長は「延長は残念だが仕方ない。感染が落ち着かないと人々の気持ちは旅行へ向かない」と話す。同市内の観光客数は土日を中心に回復傾向にあるものの、平日は例年の約2割程度にとどまる。

 また、例年ならこの時期から埋まり始めるゴールデンウイーク中の宿泊予約もほとんど入っていないという。福田事務局長は「宣言解除と『Go To トラベル』再開によって『旅行してもいい』という雰囲気ができない限り、客足が大きく回復することはないだろう」と声を落とした。 

 大丸温泉旅館(那須町)の大高要之(としゆき)代表は「1都3県が解除されないことには厳しい」と延長に複雑な思いを抱く。「Go To」実施期間中は例年通りの客足を維持できていたが、現在はその半分程度にまで減少。平日を中心に営業日を減らしている。「『来てほしい』とも言えないのが悩みどころ。とにかく感染対策を万全にして、耐えるしかない」と話した。

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