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「これからも仲間」再会誓う 浪江町と多摩の小6がオンライン交流

スクリーンに映った福島県浪江町立津島小の須藤嘉人君と話す多摩第一小の6年生たち=4日午前10時15分ごろ、多摩市関戸(本江希望撮影)
スクリーンに映った福島県浪江町立津島小の須藤嘉人君と話す多摩第一小の6年生たち=4日午前10時15分ごろ、多摩市関戸(本江希望撮影)

 東京都多摩市立多摩第一小で4日、卒業を間近に控えた6年生が、平成28年から学校の相互訪問などをしてきた福島県浪江町立津島小6年の須藤嘉人(よしと)君(12)とオンラインで交流した。津島小は10年前の東京電力福島第1原発事故のため浪江町から二本松市に避難中。須藤君は唯一の在校生で、今月末に休校する。ともに25日が卒業式で、新型コロナウイルス禍のため直接対面はかなわなかったが、「これからも私たちは大切な仲間」と語り、再会を誓い合った。(本江希望)

 「本が好きなので、図書室で本を読んでみたい。部活は、野球部に入って頑張りたいです」

 須藤君は新たな中学校生活での抱負について質問され、笑顔でそう答えた。

 多摩第一小の教室にはそれぞれスクリーンが張られ、総勢136人の6年生と須藤君とのオンライン交流が実現した。津島小には浪江町と二本松市の歴史や文化を伝える「10年間ふるさとなみえ博物館」があり、須藤君はその「館長」。紹介DVDを事前に贈っており、視聴した多摩第一小の児童が感想を話したり、質問したりした。

 両校の交流は、多摩市の桜ケ丘商店会連合会の企画で始まった。昨年2月には、須藤君を含む児童2人が多摩第一小を訪れ、浪江町の復興ソング「んだげんちょ」の歌と踊りを一緒に楽しみ、共同制作した「なみえっ子カルタ」で遊ぶなどして交流を深めた。

 須藤君の卒業で休校となる津島小。担任教師の佐藤勝幸さん(55)は「さびしい」としつつも、「(須藤君は)1年生の時とは想像できないくらい成長した。これからが楽しみ」と期待を寄せた。

 多摩第一小の村越晴太(はるた)君(12)は須藤君との交流後、「震災に負けずに頑張っている。博物館をつくって浪江の歴史を残したいという強い気持ちが伝わってきた」と語った。

 また、東日本大震災について宮城玖琉未(くるみ)さん(12)は「10年経っても忘れられていない。それだけすごいことだと思う。私の妹など、次の人たちに教えたい」と話していた。

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