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医師とワクチンが巡回、高齢者は動かず 三島市が集団接種訓練、時短に効果か

「三島モデル」のワクチン接種では医師らが巡回し、高齢者は着席したまま問診や接種を受ける=4日、静岡県三島市内(田中万紀撮影)
「三島モデル」のワクチン接種では医師らが巡回し、高齢者は着席したまま問診や接種を受ける=4日、静岡県三島市内(田中万紀撮影)
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 新型コロナウイルスワクチンの高齢者向け集団接種に向け、静岡県三島市は4日、医療スタッフが会場内を巡回し、個別スペースに着席している人々に接種していく「三島モデル」による模擬訓練を実施した。

 三島モデルは、医師と看護師がワクチンを乗せたワゴンを引きながら会場内を移動し、市民に次々と接種する方式。接種を受ける人は間仕切りで作られた個別スペースに着席したままで、問診と接種、接種後の15分間の経過観察までを、移動することなく受けることができる。

 高齢者側の利点は、足腰が弱くても会場内移動の負担が減り、行き先を間違えたりする恐れもないこと。自治体側は会場内の誘導と動線を最小限にできて、接種完了までの時間短縮効果も期待できるという。

 この日の訓練には医師や看護師、市職員ら約40人が参加。接種を受ける役には高齢者約20人が協力した。

 高齢者は、事前に記入した予診票を持って受け付けを済ませると、個別スペースに着席。そこに医師が巡回してきて「疑問点はありませんか」「注射で気分が悪くなったことはありませんか」などと問診し、本人の同意を確認してから、模擬接種を行った。高齢者は副反応の有無を確認するためその場で15分間待機する。保健師が時間をはかり、問題なければ退出する流れ。

 訓練で受け付けから退出までに要した時間は約26分間。市健康推進部の池田健二部長は「(全国で初めて行われた)川崎市の訓練では約45分かかったと聞く。これほどスムーズにいくとは思わなかった。三島モデルは有効だ」と評価した。

「三島モデル」のワクチン接種では医師らが巡回し、高齢者は着席したまま問診や接種を受ける=4日、静岡県三島市内(田中万紀撮影)
「三島モデル」のワクチン接種では医師らが巡回し、高齢者は着席したまま問診や接種を受ける=4日、静岡県三島市内(田中万紀撮影)
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 ただ、別の担当者は「会場によってはスペースが狭いかもしれない」、市医師会の池田裕介会長も「三島市の会場は学校の体育館なのでバリアフリーをしっかりしなければ」と、課題を口にした。協力した新井富子さん(76)は「洋服を肩の上までまくらなければならないので、服装には注意したほうがいいと思った」と感想を語った。

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