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「ここからがスタート」 吉川英治文学新人賞射止めた加藤シゲアキさんが喜びの会見

【吉川英治文化賞 発表記者会見】喜びの会見をする『吉川英治文学新人賞』を受賞した『オルタネート』著者の加藤シゲアキ =東京都内(撮影・戸加里真司)
【吉川英治文化賞 発表記者会見】喜びの会見をする『吉川英治文学新人賞』を受賞した『オルタネート』著者の加藤シゲアキ =東京都内(撮影・戸加里真司)

 2日発表された第42回吉川英治文学新人賞(吉川英治国民文化振興会主催)。「オルタネート」で同賞を受賞したアイドルグループ「NEWS」の加藤シゲアキさん(33)は、東京都内で開かれた記者会見で「ここからが作家生活のスタート。もう甘えられないし、周りも甘やかしてくれない。ワクワクしていますし、恐ろしくも感じています」と決意を語った。

 受賞作は、高校生限定のSNSマッチングアプリ「オルタネート」が広まった現代の若者の群像劇を描いた青春小説。選考委員の重松清さんは「清新さがあり、ある選考委員の言葉を借りると、『書かずにはいられないものを一番感じた』。青春のモヤモヤしたものをよく書けている。伸びしろも高く評価された」などと選考を振り返った。

 東日本大震災があった平成23年、デビュー作「ピンクとグレー」を書き始めた加藤さん。作家デビューの経緯について、「僕はジャニーズ事務所のタレントという立場。小説を書いたときも、そういった話題で書かせていただいたのかなと思った。ある種のコンプレックスみたいなところがありました」と率直に明かす。

 「一般的な作家は新人賞を受賞してから作家生活が始まるが、僕は“横入り”したような感覚がずっとあった。(作家デビュー当初は)ある種の色眼鏡にさらされる不安もあった。しかしながら今回の受賞で、少しは(読者や関係者に)恩返しができたかな、と思います」

 今年1月の直木賞選考会で「オルタネート」は評価されたものの、惜しくも落選。加藤さんは「やっぱり悔しかった。だったらこんな作品を書いてやろう、というのを頭の中でグルグルと想像を膨らませた」と振り返る。

 今後については、「今までと変わらず」と答えた。

 「小説を書くために休みをくれといったことはありません。ジャニーズのタレントは、マルチにいろいろ活動するもの。これからも今までと変わらず、歌って踊る日があって、お芝居をする日があって、書く日があるだけだと思っています」

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