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コロナワクチン、副反応に「重大な懸念なし」

 新型コロナウイルスの米ファイザー製ワクチンの国内での接種をめぐり、厚生労働省の専門部会は26日、副反応が疑われる重い症状として報告された3件を審議し、いずれも「安全性に重大な懸念はない」と判断した。17日に医療従事者への先行接種を開始後、安全性が評価されるのは初めて。25日までに約2万2000人が1回目の接種を終えており、今後も接種を続けていくことが了承された。

 副反応が疑われる重い症状は、医療機関から国に報告する仕組みがある。今回報告された3件は、年齢・性別非公表の1人にじんましん▽神経線維腫症のある47歳女性に冷感と悪寒▽持病のない40歳女性に脱力と発熱-だった。3人とも接種日に発症し、経過観察のため入院したが、当日か翌日に回復している。厚労省は居住地や接種した医療機関を公表していない。

 これらの副反応疑い事例は現在、厚労省のホームページで随時公表している。今後は重篤なアレルギー反応のアナフィラキシー症状や死亡事例を除き、1~2週間に1度開催する専門部会で公表するという。

 接種部位の痛みや発熱、倦怠感など比較的軽い症状については、先行接種の対象者のうち、安全性の調査に同意した約2万人が健康観察日誌として記録。厚労省の研究班が回収し、専門部会で報告する。

 研究班によると、25日午後3時時点で調査に同意した約1万8800人のうち、男性が34%、女性が66%。20~50代が9割を占め、4月から優先接種が始まる高齢者と同じ65歳以上は3%。高血圧や糖尿病などの基礎疾患(持病)がある人も含まれる。

 専門部会では「痛みや発熱が出ても、どうすれば治るのかを知れば、安心してうつことができる」「これから大量に接種する高齢者の分析が注目される」といった意見が出た。

 ファイザー製ワクチンについて、国内の160人を対象にした治験では、接種部位の痛みが79・3%、頭痛が44・0%、37度5分以上の発熱が32・8%(いずれも2回目の接種後)の割合で報告されている。

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