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【話の肖像画】「世界の盗塁王」元プロ野球選手・福本豊(73)(3)花の44年組、切磋琢磨の日々

 《1月に動画投稿サイト「ユーチューブ」に「福本豊チャンネル」を開設した。そこで古巣への思いを語っている》

 オリックスは平成7、8年にリーグ優勝して、8年は日本一にもなった。最後の日本一から25年。もうそろそろ優勝せなあかん。選手はそろっていて、しっかりした投手も3、4人いる。力はあるのに、終盤に簡単に試合をひっくり返されるというショックの大きい試合が多いんです。選手は負け慣れしていて、悔しさが前面に出てこないというのかな。今の時代は優勝しなくても、成績が良かったら給料が上がる。僕らがいたころの阪急は、成績が良くても優勝しなかったら給料の上げ幅はほとんどなかった。

 《阪急では8回のリーグ優勝と3回の日本一に貢献し、主力選手だった同期入団の山田久志さん、加藤秀司(英司)さんと「花の44年組」と呼ばれた》

 44年組はよそのチームもみんなすごいのばっかりやった。どれみても入団当時からチームの顔。ぶっちゃん(田淵幸一さん・阪神)、星野(仙一さん・中日)、山本浩二(浩司)さん(広島)、有藤(通世さん・ロッテ)、大橋(穣さん・東映)、東尾(修さん・西武)ら。スパルタで育った選手ばっかりで、しごかれても、けがしても休まん。みんな根性があった。僕は同期入団の中では突然変異です。「化けたらもうけもん」というドラフト7位。ピンチランナーでおったらええなと。僕には運があったんですね。ただ、僕の時代は監督から「日本一になるための練習、巨人に勝つための練習」と言われていました。阪急はどんなときも練習はきつかった。まあ、それは練習しましたね。自分は下手やから素直に聞けた。練習はやってやり過ぎはないです。(聞き手 嶋田知加子)

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