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【100歳時代プロジェクト】健康の鍵握る「腎臓」 機能悪化はコロナで死亡リスクにも

eGFRを確認

 また、東丸氏は「重い腎臓病の人は、新型コロナウイルスに感染して重症化した場合、他の持病に比べて死亡リスクが高くなる」と注意を促す。

 東丸氏が根拠とするのが、国立国際医療研究センターが中心となって、新型コロナの重症患者などに関する情報を収集したデータだ。数多くのデータから重症患者の持病について調べたところ、最も死亡率が高かったのは腎機能障害が進行した人で、約5割。慢性呼吸器疾患の4割を上回っており、「腎臓が悪い人は抵抗力が落ちていることが多く、インフルエンザなど他の感染症でも重症化すれば死亡リスクが上がるので注意してほしい」と話す。

 腎機能の低下は自覚症状がないため健診データでの把握が重要となるが、「他の臓器と違って、数値に変化が表れてきたときには結構悪化しているケースも多い」(東丸氏)という。

脱水は腎機能のリスク

 従来、尿検査と併せ、血液検査の「クレアチニン」という項目がその指標の一つとされてきた。筋肉内のアミノ酸が分解してできる物質で、腎機能が低下すると血中から排出されにくくなるため数値が上昇する。ただ「高齢者は筋肉の量が少ないので、若い人に比べ数値が低めに出る傾向がある」とし、「年齢、体重、性別なども加味した『eGFR』という項目を参考にしてほしい」と話す。

 eGFRは数値が下がるほど悪く、90以上が正常、89~60が軽度の腎機能低下、59~30が中等度の機能低下、29~15が高度の機能低下-とされる。

 東丸氏は「軽度の腎機能低下であっても、尿タンパクの項目も『+』になっている人は必ず医療機関を受診してほしい」としており、「高齢者は腎機能を悪化させる脱水になりやすいので、水分摂取にも注意して生活を」とアドバイスする。

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