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コロナ禍の東大寺お水取り 1270年の歴史守るため僧侶隔離生活も 

マスク姿で一列になって巡拝する練行衆と呼ばれる僧侶たち=21日午後、奈良市 (安元雄太撮影)
マスク姿で一列になって巡拝する練行衆と呼ばれる僧侶たち=21日午後、奈良市 (安元雄太撮影)
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 春を呼ぶ「お水取り」の名で知られる東大寺二月堂(奈良市)の「修二会(しゅにえ)」の本行が3月1日から始まる。奈良時代から途切れず続く「不退(ふたい)の行法(ぎょうぼう)」は今年で1270回目。僧侶が合宿生活し、集団で祈りをささげるなど「密」となる場面が多く、新型コロナウイルスの感染拡大は脅威だ。同寺では、僧侶を前行(ぜんぎょう)の2週間前から自宅で隔離生活させるなど感染防止策を徹底し、伝統を守り抜こうとしている。(岩口利一)

 修二会では練行衆(れんぎょうしゅう)と呼ばれる11人の僧侶が二月堂にこもる。今月20日から本行に向けた準備を進める前行に入った練行衆は21日、参籠中の無事を願うため、同寺の境内を一列になって巡拝する「社参(しゃさん)」を行った。全員がマスク姿だ。

 二月堂修二会は練行衆が本尊・十一面観音を前に人々に代わって過ちを悔い改め、天下太平などを祈る厳粛な法会(ほうえ)。コロナ禍において、実施にはかなりのハードルがあった。前行と2週間にわたる本行で、練行衆は一つ屋根の下で寝食を共にする。特に二月堂内で勤める本行は狭い空間で長時間、節のついたお経である声明(しょうみょう)を唱えるなど、密になりやすい環境下だ。

 1200年以上にわたり続いてきた法会を途絶えさせぬよう、寺では、昨年夏から専門家による助言を受け、コロナ対策を検討。練行衆は人との接触を避けるため前行の2週間前から自宅で隔離生活を送り、PCR検査を実施するという異例の対応をとった。

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