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【書評】『ニッポン巡礼』アレックス・カー著

 「ここで紹介する場所には、ぜひとも行かぬよう…」。パンチの利いた序文にしびれる。滞日50年超の東洋文化研究者が、まだ観光化の荒波にさらされていない日本の「かくれ里」10カ所を歩き、美しい写真を添えた紀行文だ。

 そのセレクトは、実に通好み。土方巽(ひじかた・たつみ)の舞踏を追って秋田県の羽後町田代へ赴き、手つかずの自然の浜を求めて奄美大島を訪ね、果ては上陸困難な伊豆諸島南端の青ケ島へ。二つと同じものがない各土地固有の自然と歴史をたどりつつ、オーバーツーリズム時代に即した「各人にとっての聖地」を探す旅を提案する。(集英社新書ヴィジュアル版・1400円+税)

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