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朝採れイチゴで海外販路開拓 栃木県益子町の農家、道の駅など連携

 栃木県益子町のイチゴ生産農家や「道の駅ましこ」(同町長堤)、大阪市の食品商社らが連携し、日本からの農林水産物・食品の世界一の輸出先である香港へのイチゴ輸出が始まった。早朝に収穫したイチゴを空輸し、翌日午前に香港の小売店頭に並ぶ流通体制を構築。新たなブランド「陽苺(HINATAICHIGO)」として海外で販売する。新型コロナウイルスの影響などで県産イチゴの輸出は厳しい状況が続いており、関係者は海外販路開拓を目指す。

 イチゴを出荷するのは、同町の吉村農園とマシコストロベリーファーム。道の駅ましこが集荷拠点となるほか輸出業者と生産者間の注文・清算の窓口となる。成田空港までの輸送は仲野運輸(同町前沢)が担当する。グローウェルジャパン(大阪市)は、ニッコリナシなどの農産物をアジアに輸出しており、今回はとちおとめやスカイベリーの輸出専用箱を製作。新ブランドで海外販路拡大を目指す。

 今回の流通体制により、早朝に収穫したイチゴを市場を通さずに直送することで、同日夜には香港に到着。鮮度の確保や輸送コスト低減が実現できる。今月10日に初出荷され、3月まで週2回の出荷を予定している。

 吉村農園は、約4年前からタイへの輸出に取り組んできたが、新型コロナの影響で中断している。同園の吉村想一さん(32)は「地域の農園同士で協力して出荷する体制なので、出荷量を確保して出荷できることはメリット」と期待している。

 県経済流通課によると、令和元年度の県産イチゴの輸出額は前年度比47%減の3300万円。主にタイやシンガポール、マレーシアに輸出されている。県は今年1月から2月にかけて、タイ、マレーシア、香港で販売促進を行っている。(鈴木正行)

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