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「コロナ収束の一歩に」医療現場、先行接種に期待感 情報発信の課題も

新型コロナウイルス感染症の第1例目のワクチン接種を受ける国立病院機構東京医療センターの新木一弘院長(左)=17日午前8時57分、東京都目黒区(代表撮影)
新型コロナウイルス感染症の第1例目のワクチン接種を受ける国立病院機構東京医療センターの新木一弘院長(左)=17日午前8時57分、東京都目黒区(代表撮影)

 新型コロナウイルス用ワクチンの国内での接種が17日、欧米より2カ月遅れで始まった。感染拡大の「第3波」で病床逼迫(ひっぱく)に直面した医療現場では接種希望の割合が高く、「収束に向けた一歩」との期待感が広がる。一方で安全性に不安を抱く関係者も少なくなく、円滑な実施に向けては情報発信の課題が横たわる。

■接種希望85%

 「ワクチンはコロナ対策で大変重要な位置づけ。率先して受ける必要があると思った」。接種第1号となった国立病院機構東京医療センターの新木一弘院長は会見で、接種の意義をこう強調した。「これまで受けた予防接種で一番痛みがなかった」とも語った。

 職員ら約1800人の聞き取りでは、約85%が接種を希望。約800人の先行接種は1日60人ペースで行い、3月末までに2回目を終える。発熱などの副反応で欠勤者が出ることを踏まえ、「医師は救急や手術の前日の接種を避けるなど、通常医療が継続できるように配慮して日程を組んだ」(樅山幸彦副院長)。

 地域医療機能推進機構の福井勝山総合病院(福井県勝山市)も先行接種の対象で、全職員の約9割の約430人が接種の意向を示す。薬剤師が中心となり、ワクチンの有効性や副反応などの資料を作成。職員向けのオンライン研修を行った上で、接種するかどうかを決めてもらった。

■調査の役割担う

 先行接種は「安全性調査」の役割も担っており、担当者は「コロナ収束に向けては集団免疫の獲得が何より重要。自分たちの情報がワクチンに対する不安解消の一助になれば」と話す。職員が積極的に接種を受け、感染予防することで「患者の安心安全につながる」との思いも強い。

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