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地震でバラバラ…展示品とカード照合急ぐ 大震災「思い出の品展示場」

地震による落下などでバラバラになった展示品と説明書きの照合に追われる思い出の品展示場のスタッフ=16日、福島県浪江町(芹沢伸生撮影)
地震による落下などでバラバラになった展示品と説明書きの照合に追われる思い出の品展示場のスタッフ=16日、福島県浪江町(芹沢伸生撮影)

 13日夜の地震は、東日本大震災の被災地で見つかった、記念品などの持ち主を探す「思い出の品展示場」(福島県浪江町)も混乱に陥れた。震度6弱の揺れで棚から落ちるなどした展示品が、その品を説明するカードとバラバラになったケースが数百件に上ったためだ。展示場は3月に閉鎖されるが、スタッフは「最後まできちんとしたい」と復旧作業を急いでいる。

 展示場は平成26年夏に開設。津波に流され放置されていた車両や船舶、建材などの撤去作業の際に見つかった写真やメダルなど「思い出の品」を並べ、訪れた持ち主や家族らに返還してきた。

 スタッフの服部隆男さん(72)は「今回の地震で展示品の多くが落ちたり倒れるなどして、並べてあった花瓶も割れた」といい「震災後、こんなひどい揺れは初めて」と話す。

 展示品は、発見日時や場所などを書いたカードと一緒に並べていた。しかし、落ちたり棚の上で大きく動くなどして多くの品物とカードが混ざってしまい、関係が分からなくなった。

 約1万5000点の展示物は写真と発見時の情報をデータベース化しており照合は可能。ただ、見た目が似ている品物の判別は難しい。服部さんは「間違ったら大変。粘り強くやらないと…」と険しい表情だ。

 展示品だけでは自分の所有物か判断が難しいのは明らか。パソコンを見ながら、展示品と説明が書かれたカードの突き合わせ作業を続ける、三浦由佳里さん(58)は「訪れる人のためにも早く元に戻してあげたい」と話していた。

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