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【TOKYOまち・ひと物語】弟の孤独死きっかけ、LINE活用「見守り」開発 紺野功さん

家族でも疎遠に

 孤独死について、全国の件数をまとめた統計はないが、東京都監察医務院によると、令和元年に東京23区内で自宅で異状死した単身者は5554人(男性3868人、女性1686人)と3年連続で増加。日本少額短期保険協会が同年にまとめた「孤独死現状レポート」によると、孤独死事故4448人のうち男性が8割と圧倒的に多く、59歳以下は4割。紺野さんは「家族がいても疎遠になっている人は多い。今後、単身者の増加に伴い、孤独死は増え続ける」と指摘する。

 由夫さんの死後、紺野さんは役員を務めていた携帯ゲーム会社を退職し、同法人を平成30年に設立。親しみやすいラインに着目し、サービスを始めた。約2年半で首都圏を中心に全国の19~93歳の約2680人(2月現在)が登録し、40~50代が半数以上を占める。

行政の協力必要

 課題も残る。緊急時に連絡した親族が高齢だったり居住地が遠方だったりして、駆け付けることが困難なケースがある。また、利用者の中には緊急連絡先に登録できる身寄りや友人がおらず、記入欄が空欄の人も少なくない。

 そうした現状について、紺野さんは「もしもの時に駆け付けて本人の安否を確認する人が必要。そのためには、行政の協力や全国各地のNPO法人との連携が不可欠で、現役世代の孤独死対策を積極的にやらなければならない」と訴えた。

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