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病床「ステージ4」8都府県に 宣言延長自治体では高止まりも

 新型コロナウイルスの感染状況を評価するため政府の対策分科会が示した6指標のうち、コロナ患者向けの病床使用率について、8都府県でステージ4(爆発的感染拡大)相当の50%以上だったことが、厚生労働省が12日に公表したデータで分かった。20都府県だった1月22日公表分から3週連続の改善となったが、緊急事態宣言が延長された10都府県を中心に高止まりの状況が続いている。

 厚労省によると、病床使用率が50%以上だったのは、緊急事態宣言が出ている埼玉、千葉、東京、大阪、兵庫、福岡と、三重、沖縄の計8都府県。使用率が最も高かったのは沖縄で74・0%だった。群馬、神奈川、愛知、京都の4府県が、前週のステージ4からステージ3(20%以上)に改善した。

 また、6指標のうち、新規感染者数は43都道府県で前週より減少。人口10万人当たりの新規感染者数は、前週にステージ4(25人以上)だった東京、千葉が、いずれもステージ3(15人以上)に下がった。PCR検査の陽性率はステージ4(10%以上)がゼロに。感染経路不明者の割合は、山梨など3県がステージ4(50%以上)だった。

 東京医科大・濱田篤郎(はまだ・あつお)教授の話

 緊急事態宣言が延長された10都府県をみると、10万人当たりの新規感染者数はいずれも減少傾向で、ステージ4はゼロになった。ステージ3も首都圏の東京、埼玉、千葉を残すのみとなっており、順調にいけば間もなく全地域がステージ2以下になるだろう。

 病床使用率については、10都府県の多くでステージ4が残っている。特に千葉は全入院患者の病床使用率が60・7%から67・9%に上がった。背景が不明なだけに注視したい。中京圏は岐阜に続き愛知もステージ3に下がったが、まだ高い水準だ。こうした状況が改善しない限り、宣言を解除するのは難しい。

 宣言が解除された栃木は全体的に改善が進んでおり、解除の判断に問題はなかった。他の宣言対象外の地域は、関東圏や関西圏で病床使用率がステージ3となっているものの、全国的にみれば病床の逼迫(ひっぱく)は改善している。

 ただ、沖縄は宣言対象外なのに病床使用率が全国で最も高い。改善傾向にあるとはいえ、注意して見守っていかなければならない。再び感染が拡大する事態もありうるので、住民は気を緩めず感染予防を心掛けてほしい。(談)

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