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WHO調査、識者「もともと限界ある」

中国側の担当者(左)と握手するWHOの国際調査団のベネンバレク氏=9日、中国・武漢(共同)
中国側の担当者(左)と握手するWHOの国際調査団のベネンバレク氏=9日、中国・武漢(共同)

 新型コロナウイルスの起源をたどる世界保健機関(WHO)の調査については、限界を指摘する声が根強い。ウイルスの起源調査は一般的に困難で、WHOの権限も限定的だからだ。

 「研究室からウイルスが漏れたと考えられる事例は過去にもあった。しかし、起源はどこかとなると、その証明は極めて難しい」と話すのは国際医療福祉大の和田耕治教授(公衆衛生学)。仮に何らかの証拠・資料があったとしてもWHOが中国に提出を強いることはできず、「WHOの調査に強制力がなく、もともと限界があった」と指摘する。

 和田教授は「現段階でいえそうなのは、感染の拡大が最初に確認されたのは中国の武漢であったということだけだ」と説明する。

 東北大の押谷仁教授(ウイルス学)は「WHOにとって大事なのは感染拡大の防止で、起源解明の優先順位は高くない」とした上で、「1年前に調査できていたとしても(解明の)困難さは変わらない」とみる。「数十万~数百万人単位の過去の血液の抗体を調べれば、いつごろから広がり始めたかがもう少しわかる」が、今回の調査には含まれていない。中国が主張する輸入食品から持ち込まれた可能性については「ゼロとまではいわないが、考え難い」という。

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