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変異株流行でワクチン選定に悩む南アフリカ J&J製入手へ

アストラゼネカのワクチンは、南アフリカ共和国で流行している変異株への効果が限定的である可能性が出てきた
アストラゼネカのワクチンは、南アフリカ共和国で流行している変異株への効果が限定的である可能性が出てきた

 【カイロ=佐藤貴生】南アフリカ保健省の高官は8日、米医薬品大手ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)が開発した新型コロナウイルスのワクチン入手を急ぐ方針を示した。

 同国は英製薬大手アストラゼネカなどが製造したワクチンの接種を進める予定だった。だが、国内で流行している変異株への効果が限定的である可能性が出てきたとして、使用を一時見合わせると発表していた。

 保健省高官はJ&J製ワクチンについて、最近の調査により入院や死亡を防ぐ高い効果が認められたと述べた。冷蔵保存が可能という点でも望ましいとしている。納入についてJ&J側と協議しており、今週末にも最初のワクチンが到着するとの見通しを示した。ロイター通信などが伝えた。

 アストラゼネカ製をめぐっては英国と南アのチームが約2千人を対象に行った臨床研究で、同国で感染が拡大している変異株に対し、中程度の症状を抑える効果が限定的だという結果が出た。南アは同ワクチンを百万回分入手しており、国内外の専門家と今後の方針を協議するとしている。

 南アで流行している変異株は現在、同国内のコロナウイルス感染の大半を占めるとされ、アフリカでは他に9カ国で感染が確認された。日本やオーストリア、ノルウェーなど少なくとも20カ国でも確認されている。南アの感染者数は累計150万人近くで死者は4万6千人以上に達し、アフリカで最も深刻な被害となっている。

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