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無人の町さまようダチョウ 餌求め農場から脱走、福島

ダチョウが飼われていた福島県大熊町の農場跡地=1月
ダチョウが飼われていた福島県大熊町の農場跡地=1月

 東京電力福島第1原発事故で住民が避難し、無人となった福島県大熊町をさまようダチョウがいた。農場で飼われていたが、餌を求めて脱走した。異様な風景を多くのメディアが取り上げた。

 飼い主は、大熊町と接する双葉町の元町議富沢俊明さん(82)と妻の千里さん(79)。東電が平成12年前後、少しの餌で体重100キロ超に成長するダチョウを「少量のウランで発電できる原発」と重ね合わせて飼い始めたことをまねた。

 ダチョウの卵のケーキを売れば、観光客が増え地元のためになるのでは-。そんな思いもあって大熊町の農場で飼育を続けていたが、原発事故で埼玉県内に避難し、約30羽がおりに残された。

 その後、俊明さんは行政当局と協力し、生き残った6羽を捕獲。東京農業大が放射性物質の影響の研究に活用したいと6羽とも引き取り、安楽死させて解剖した。前例のない研究は国際的な評価を受けた。俊明さんは「無駄死ににならず良かった」と話す。

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