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【防げ!新型コロナの家庭内感染】(2) 夫が宿泊療養まで「会話はLINE、顔合わせず」 過ごす場所と時間を分けて 

宿泊療養を待つ夫と、女性の娘が交わしたLINE画面(画像の一部を加工しています)
宿泊療養を待つ夫と、女性の娘が交わしたLINE画面(画像の一部を加工しています)
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■生活を分けて、ずらす

 「何をどうすれば家族の感染リスクを減らせるのか。当時、それが一番知りたかった」と女性は振り返る。

 家族の誰かが感染してしまったとき、家庭内で感染を広げないため、手洗い、消毒、換気といった基本的な予防策以外に、どんな対策を追加すればいいのか。

 ポイントとなるのが、患者が過ごす「場所」と「時間」を家族と分けたりずらしたりすることだ。

 まずは場所。患者は扉ののある個室で療養するのが望ましい。難しい場合は、なるべく家族の動線と重ならない場所に、カーテンや間仕切りなどで工夫して、療養空間を設ける。患者が出したごみも、部屋や空間内でまとめてもらい、ごみ出しまで密閉しておく。「食事もなるべくその場で済ませてもらうほうがよい」と、東京医科歯科大学医学部付属病院の貫井陽子・感染制御部長は話す。使用した食器は洗えば問題なく使えるが、気になる人は使い捨ての紙皿にする手もある。

 次に「時間」。風呂の利用は患者を最後に。「シャンプーやせっけんも旅行用のミニサイズのものなどを活用し、患者と分けたほうがいい」(貫井さん)。患者の利用後は、触れた場所を家庭用洗剤などで洗うなどしてから、換気・乾燥を。トイレと洗面台も同様に取っ手部分など触れた場所を清掃する。

 患者の世話をする係も固定しておく。患者の療養空間に立ち入る時や、風呂やトイレの洗浄作業の際は、マスクと手袋を着用し行う。「感染の予防は、手指についたウイルスを、目や鼻、口などの粘膜から体に侵入させないこと。作業後は、よく手指を洗い、消毒を」(貫井さん)

 家族に感染者がいた人や感染した人に聞くと、買い物への外出を控えたとの声があった。自宅療養者に食料支援を始める自治体も増えてきたが、できれば、健康なうちに水や缶詰などの非常食を災害時への備蓄も兼ねて用意しておくといいだろう。

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