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現場負担「数だけで量れない」 済生会川口総合病院長、危機感強く

 ただ、県側から要請のあった外部からの重症患者の受け入れは当初、断らざるを得なかった。佐藤院長は「中等症でも、一定の割合で急速に悪化する患者がいる。重症化した患者には院内のICUで対応していたが、スペースは限られている。新たに重症患者を外部から受け入れれば、院内で重症化した患者に対応できなくなる」と説明する。それでも地域の要請に応えるため、新規の重症患者の受け入れについても現在、検討を始めているという。

 近隣の中核病院である戸田中央総合病院(同県戸田市)で昨年末以降、新型コロナのクラスター(感染者集団)が発生。救急患者の受け入れを停止していることもあり、この季節に増加する心疾患や脳疾患の救急患者への対応でも現場が逼迫し始めているという。

 「医療崩壊という言葉が適切か分からないが、救急患者を断るケースも増えている。これ以上、コロナ感染者の受け入れが増えれば、ほかの治療を切り捨てるということになる」と危機感を募らせた。

■恩賜(おんし)財団済生会

 全国約80の病院をはじめ、介護老人保健施設、特別養護老人ホームなど約400施設を運営する日本最大の社会福祉法人。医療による生活困窮者の救済を目的として、明治44年に明治天皇の勅語(ちょくご)により設立。現在は秋篠宮さまが総裁を務められている。新型コロナウイルスへの対応では、22日現在、首都圏や関西を中心に全国で389人を受け入れ、治療に当たっている。

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