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問診で相談続々、経過観察に30分… 川崎のワクチン接種訓練ルポ

相談対応に時間

 予診票を職員に手渡し、内容に漏れがないかなどの確認を受ける。ワクチンは期間をあけて2回接種が必要なため、その間隔や1回目のワクチン種別の確認を受けた上で先に進むと、12脚の椅子が間隔を取って配置されている。足元には番号が振られ、順番に医師による問診へと進む。

 「2番の方、1番の部屋へどうぞ」。ここからは職員の誘導で、高さ1メートル70センチほどのパーテーションで仕切られた3つの予診室に分かれ、それぞれに待機した医師から問診を受ける。

 「サバのアレルギーでじんましんが出るのですが、大丈夫でしょうか」「目に効くサプリを飲んでいます。問題ないですか」

 問診は当日の体調を確認し、接種の可否を判断する場だが、高齢者からは接種に対する不安の相談が相次ぎ、医師が丁寧に応じ、時間を要する場面もあった。

「接種済」シール

 問診後は接種だ。予診室から3メートルほど先に1列に並べられた椅子で待機し、職員の誘導でパーテーションで区切られた2つの接種室に順番に入っていく。「腰に手を当ててくださいね」。椅子に座ると、看護師がその肩に注射器をあてるかたちで、ダミーのワクチンを接種。1人あたり1、2分で終えていた。

 接種後は隣接するテーブルで職員から、接種したワクチン種別などが記された「接種済証」のシールをクーポン券に貼ってもらい、体育館前方に移動。副反応としてアナフィラキシーなどの症状が出ることがあるため、看護師が見守る中で椅子に座り、15~30分間の経過観察を行った上で、異常がなければ出場専用口から会場を後にする。

 この日の訓練で1人あたりの接種にかかった時間は、経過観察も含め45~60分だった。立ち会った川崎市健康福祉局の坂元昇医務監は「問診の場面で高齢者から質問が相次いだ。その対応で流れが止まらないように、どう回避していくかが課題」と振り返った。

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