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ワクチンに「ゲームチェンジャー」の役割期待 自民ワクチンPT始動

自民党新型コロナウイルスに関するワクチン対策PTであいさつする鴨下一郎座長(中央)=26日午後、東京・永田町の自民党本部(沢田大典撮影)
自民党新型コロナウイルスに関するワクチン対策PTであいさつする鴨下一郎座長(中央)=26日午後、東京・永田町の自民党本部(沢田大典撮影)

 自民党は26日、新型コロナウイルスのワクチン対策の作業チーム(PT、鴨下一郎座長)の初会合を開き、ワクチンの確保や迅速な接種といった課題を議論した。2月中旬にも政府への提言をまとめる方針だ。党内では、ワクチンについてコロナ禍の克服に向けた切り札としての期待が高い半面、期待外れにはできないとの焦りもにじむ。(沢田大典、写真も)

 会合に出席した下村博文政調会長は、ワクチンについて「感染対策の切り札であり、国民にとって非常に関心が高い」と述べ、河野太郎ワクチン担当相ら政府を支えることを強調した。鴨下氏は25日夜のBS日テレ番組で、局面を一変させる「ゲームチェンジャー」と表現し、期待感を示した。

 PTはワクチンについて「いかに迅速に、リスクの高い人々に接種するかが、平穏な社会生活と活力ある経済を回復するための鍵だ」とした上で、今年前半の達成を「国家の最大の課題だ」と位置付けた。

 高齢者や基礎疾患を持つ人など重症化リスクの高い人たちへの接種を進めることで重症化や死亡を防ぎ、新型コロナが流行しても、軽症の感染症とすることを目指す。出席者は「秋までにマスクを取れればわれわれの勝ちだ」と語った。

 政府は2月下旬から順次接種を始めるための準備を進めている。PTは「日本の医療の歴史上、このような大量・短期間のワクチン接種は前例がない」と強調した。

 そのうえで(1)世界的競争の中で早期のワクチンの確保(2)(マイナス75度の)超低温保存が必要なワクチンの迅速な医療機関への配送(3)各医療機関へ分配する具体的な方法(4)迅速な各接種対象者への接種体制の構築(5)クラスター(感染者集団)の発生を避けられる接種場所と医療スタッフの確保(6)高率な有害事象の適時・適切な評価と対応のための体制構築-といった課題解決に向け、議論することを確認した。

 自民党内でワクチンへの関心が高いのは、年内にある次期衆院選を念頭に、菅義偉(すが・よしひで)内閣の支持率回復に向けた好材料としたいからだ。しかし、供給が滞ったり、副反応を恐れた国民が接種を避けたりするなど、想定通りに進まない事態もありうる。PT幹部は「本当にできるのか、という思いはみんな持っている」と言及。閣僚経験者は「期待が大きいからこそ、失敗したら致命傷になりうる」と危機感をあらわにした。

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