井山三冠が10年連続で囲碁賞金王
囲碁の日本棋院に所属する棋士の令和2年賞金ランキングが26日発表され、棋聖、本因坊を防衛し名人を奪還した井山裕太三冠(31)が1億2851万円で10年連続1位になった。1億円の大台超えは9年連続。
2位は、10年目で初の七大タイトル(碁聖、天元)を獲得した一力遼二冠(23)の4860万円で、前年より1つ順位を上げた。3位は十段を奪取し王座を防衛した芝野虎丸二冠(21)。女流本因坊を奪取したほか女流立葵杯4連覇、男女混合の若鯉戦でも優勝した藤沢里菜女流本因坊(22)が2741万円で4年連続女流1位、全体でも4位に入った。上位10人は以下の通り。
(1)井山裕太三冠 1億2851万9441円
(2)一力 遼二冠 4860万9332円
(3)芝野虎丸二冠 4741万2860円
(4)藤沢里菜女流本因坊2741万30円
(5)河野 臨九段 2692万7300円
(6)山下敬吾九段 2099万3400円
(7)許 家元八段 2096万2681円
(8)上野愛咲美扇興杯 1754万5862円
(9)張 栩九段 1196万9400円
(10)羽根直樹九段 1172万2000円
(令和2年1月1日~12月31日に行われた全棋戦が対象、対局料を含む)