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【くじら日記】分厚い脂肪層に断熱効果

防寒着に身を包み、くじらの世話をする飼育員=和歌山県太地町立くじらの博物館
防寒着に身を包み、くじらの世話をする飼育員=和歌山県太地町立くじらの博物館

 1月上旬は全国的な寒波に見舞われ、くじらの博物館(和歌山県太地町)内もうっすら雪が積もるなど、本格的に冬を迎えました。イルカショーステージは凍り、飼育スタッフが足を滑らせることもあります。朝一番に、海水やお湯でステージを溶かす作業が日課になりました。

 また、寒空の下、水仕事が絶えない飼育スタッフの手はかじかみ、しもやけにも悩まされます。特に冬の洗礼を受けるのが、12度近くまで下がった水中での作業です。空気中の20倍以上も熱を奪うため、あっという間に体が冷えるのです。

 さて、私たちには耐えがたい冬の海で、哺乳類であり恒温動物のクジラは、どのようにして寒さをしのぐのでしょうか。同じ海生哺乳類のラッコは、多量の体毛をもち、そこに空気の層をつくり、体温が逃げないようにしています。ホッキョクグマの体毛は透明のストロー状で、これも空気を含みやすい構造をしています。さらに、透明の体毛と黒い肌は、太陽光の熱を効率的に利用できます。

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