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鼻出しマスク、マスク拒否対応苦慮 眼鏡曇らないようにする対策も

マスクをして通勤する人の姿が目立った=25日午後、東京都新宿区(三尾郁恵撮影)
マスクをして通勤する人の姿が目立った=25日午後、東京都新宿区(三尾郁恵撮影)

 新型コロナウイルスの感染予防のなか、鼻を覆わず口だけマスクをする「鼻出しマスク」が問題になっている。今月16、17日に行われた大学入学共通テストでは、鼻出しマスクを試験監督に再三注意された受験生が失格に。一方で客商売では「鼻まで覆うよう注意するのは難しい」との声も上がり、対応に苦慮している。

 共通テストの第1日程1日目の16日、東京都内の会場で受験生の40代男性が鼻出しマスク姿で受験。試験監督が6回にわたり鼻までマスクをするよう求めたが応じず、「次は不正行為になる」と伝えた後も拒否したため、不正行為で失格となった。男性はその後、トイレに閉じ籠もる騒ぎを起こし、建造物不退去の疑いで警視庁に現行犯逮捕。その後釈放された。

 厚生労働省の感染対策のポスターでは「正しいマスクの着用」として「鼻と口の両方を確実に覆う」と記している。自分の鼻から飛沫が出るうえ、人が出した飛沫を吸い込む恐れがあるからだ。大学入試センターの担当者は「受験生に対しては厚労省などの呼びかけに準じ、マスクを正しく着用するよう呼びかけている」と説明する。

 《マスク無し、鼻マスクは入店禁止》《鼻マスクはマスクしてないのと一緒》

 東京・渋谷の若者に人気の商業施設「渋谷109」にある洋服店「KRYCLOTHING(ケリークロージング)」は13日、SNS(会員制交流サイト)でこんなメッセージを発信し、鼻を出した状態で来店しないよう呼びかけた。

 女性店員(35)は「昨年末から感染者が多くなり、お客さんにも鼻出しマスクを禁止することにした。まれに鼻を出しているお客さんもいるが、軽くお願いすれば『すみません』と鼻までしてくれる」と話す。

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