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病床逼迫深刻化 20都府県で「ステージ4」 新規感染者は減少

 新型コロナウイルスの感染者の増加に伴い、病床の逼迫(ひっぱく)度が深刻化している。政府の新型コロナ感染症対策分科会が示した6指標に基づくと、20都府県でステージ4(爆発的感染拡大)の目安となる病床使用率50%を超えたことが、厚生労働省が22日に公表した21日時点のデータで明らかになった。前週の19都府県を上回った。緊急事態宣言の再発令から2週間。直近の新規感染者数は減少したが、今後さらなる病床の逼迫も懸念される。

 6指標とは、病床数の逼迫度を示す「確保想定病床の使用率」や「直前1週間の人口10万人当たり新規感染者数」などからなる。病床の使用率については、全入院者か重症患者の病床のいずれかが50%を上回るとステージ4に相当する。

 全入院者の病床で使用率が50%を超えたのは、兵庫(79・1%)、大阪(74・2%)、東京(73・9%)など17都府県。神奈川、奈良、岡山の3県は重症患者の病床で50%以上となった。前週に比べ茨城、石川、奈良、岡山がステージ4に加わり、滋賀、広島、長崎はステージ3(感染急増)に改善した。ステージ3相当の19道府県を加え、39都道府県がステージ3以上となった。

 一方、人口10万人当たりの新規感染者数では、ステージ4相当の25人以上だったのは東京や神奈川、大阪など10都府県で、前週の14都府県を下回った。宮崎、熊本、岐阜、愛知が外れた。ステージ4相当の都府県でも、埼玉、福岡、沖縄を除き新規感染者数そのものは前週を下回っている。

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 東京医科大・濱田篤郎(はまだ・あつお)教授の話

 緊急事態宣言が発令されている都府県を中心に新たな感染者の発生は減少傾向にあり、外出自粛などの効果は出ているかと思う。ただ、病床の逼迫は逆に深刻になった。東京、大阪など、病床使用率が7割を超えた都府県もある。新規感染者の増加から、1~2週間遅れて重症患者の波がやってくる。引き続き、病床を確保する努力が必要だろう。

 緊急事態宣言の発令エリアに隣接する地域への、いわゆる「染み出し」も懸念材料だ。福島や茨城、奈良、滋賀といったあたりが挙げられる。特に奈良は新規感染者も増えており、今後、注意してみていく必要がある。

 最も心配なのは沖縄だ。6指標のうち、4指標がステージ4に該当する。PCR検査の陽性率はステージ4相当ではないが、検査が追いついていない可能性もあると思う。政府は、沖縄に緊急事態宣言を出すことも、早急に検討するべきではないか。

 新規感染者が減少に転じたとはいえ、ここからが正念場となる。緊急事態宣言が出ていても、新規感染者が増えている地域もあるし、病床の逼迫は間違いなくしばらく続く。気を緩めないでほしい。(談)

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