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自殺増加の原因、家庭内不和、孤独感…コロナ自粛生活の影響か

 新型コロナウイルス禍に見舞われた令和2年に、女性や子供の自殺者の増加が顕著だったことが22日、分かった。原因・動機面では、家庭内不和や精神的な悩み、孤独感が増加するなど自粛生活の影響をうかがわせる傾向がみられ、専門家は、「女性や子供の自殺防止策にも一層力を入れる必要がある」と指摘する。

 厚生労働省は1~11月分について、年齢や職業、原因・動機別などの詳細なデータを公表。女性の原因・動機で前年同時期より増加数が目立ったのは、健康問題(394人増)、勤務問題(79人増)、学校問題(60人増)、家庭問題(57人増)。健康面では鬱病など精神疾患の悩み・影響が大半を占めた。

 家庭面では親子や夫婦間など家族関係の不和、子育ての悩みなどが増えており、厚労省は「学校の休校や緊急事態宣言による自粛生活などで、親子の時間が増え、関係性がぎくしゃくしたケースもある」と分析する。一方で、男女とも孤独感が増えたのも、自粛生活の影響が推測される。

 学校問題では、入試などの進路や学業不振が増加。「休校によるストレスなど、生活環境の変化が大きい」(厚労省)という。

 平野孝典・桃山学院大准教授(社会学)は「女性は男性に比べて非正規雇用が多かったり、家事や育児の比重が重かったりしてコロナ禍の生活変化の影響を受けやすい。小中高生の自殺増加の背景には、休校明け後の学校生活にストレスを感じたことなどが考えられる」としている。

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