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コロナ禍 デジタルアート楽しむ 千葉市美術館で「動く浮世絵」体験

右手をあげ、鐘を鳴らす動きで浮世絵に火災が映し出されるムービングアート=22日、千葉市美術館(平田浩一撮影)
右手をあげ、鐘を鳴らす動きで浮世絵に火災が映し出されるムービングアート=22日、千葉市美術館(平田浩一撮影)
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 歌川豊国や鈴木春信らの浮世絵を、デジタル化した新しいレプリカ絵画が鑑賞できるユニークな「デジタルミュージアム」が千葉市中央区の市美術館1階さや堂ホールで22日、「Digital×浮世絵」と題して始まった。同展は美術館所蔵の浮世絵を市からの受託を受け、NTT東日本が高精細にデジタル化した。コロナ禍のなか、先端技術により非接触で楽しめるニューノーマル(新しい生活様式)としての文化鑑賞の発信を目指している。

 デジタル化されたのは、同館所蔵の歌川豊国(3代)の版画「二代目尾上菊次郎の滝夜叉姫」(文久2年)▽鈴木春信の版画「鞠と男女」(明和4年ごろ)▽月岡芳年の版画「松竹梅湯島掛額」(明治18年)▽喜多川歌麿の肉筆「納涼美人図」(寛政6~7年ごろ)▽歌川国芳の版画「相馬の古内裏(ふるだいり)」(天保後期)の5作品。最新のテクノロジーを組み合わせることで、髪の毛や版画独特の凹凸まで、高精密にデジタルで再現されている。

 浮世絵をNTT東が高品位3次元質感画像処理を施し、レプリカの立体画像を作成した。実物展示では日光や照明などに影響されるが、デジタル化でどこからでも鑑賞が可能だという。

 展示場内ではタッチパネルに触れず、指を近づけただけで浮世絵を拡大、縮小などできる「浮き上がる浮世絵」が視覚体験できる。また、月岡芳年の作品は体を動かすと浮世絵も動く「ムービングアート」になっており、右手をあげ、鐘を鳴らす動きで絵画に火災が映し出される子供でも楽しめる仕掛けがされている。

 所管する千葉市文化振興課の吉野直樹課長補佐は「コロナ禍の対策として従来の形にとらわれない見せ方ができるところに意味がある」と話している。

 観覧無料。午前10時~午後6時。2月28日まで。同1、20日は開催しない。問い合わせは市文化振興課(043・245・5261)。

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