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【朝晴れエッセー】一人スポーツ大会・1月16日

 高校3年生の娘が、ソフトボールのルールを教えてほしいと言ってきた。体育で、全くルールを知らないソフトボールを選択したという。友達からは、今からよく新しい競技を選ぶなあと感心、いやあきれられたそうだ。

 でも、娘は小さい頃から公園が大好きで、父親とバッティングの練習をしていたせいか、よく打てるらしい。ただ打った後にどこに向かって走ったらいいか、まず分からないという。

 大の阪神ファンの家庭で育った私は、ナイターを見ているうちに自然に野球のルールを覚えたので、娘の数々の疑問が信じられなかった。

 いろいろ説明したが、娘は「いまいち分からんし、ホームランを打つことにしたわ。今は4番目に打つねんで」と楽しそうに話す。

 しばらくたって、そろそろ慣れてきたかと思っていたら、「先生がピッチャーやけど、打ちやすいように下から投げてくれて、優しいねん」と言うので、笑わせてもらった。

 娘は、小学校ではバスケットボール部、中学は剣道部、高校はテニス部だ。家の中には、ボール、竹刀や防具、ラケットなどが散乱している。

 娘に「大学に入れたら、ソフトボールをやりたくなったんちゃう?」と聞くと、弓道に憧れているという。もう道具を買うのがもったいないから、「剣道の防具を着けて、弓道しといて」とお願いした。

 彼女に弓道ができる春が来ますように。

森部依子 46 大阪府寝屋川市

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