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【安野光雅さん死去】「先生に習ったことが誇り」 教え子の藤原正彦さん

北野天満宮を訪れた画家の安野光雅さん
北野天満宮を訪れた画家の安野光雅さん

 令和元年12月まで産経新聞で「安野光雅が描く 洛中洛外」を連載し、司馬遼太郎さんの歴史紀行の装画も手掛けた画家で絵本作家の安野光雅(あんの・みつまさ)さんが昨年12月24日、94歳で亡くなった。安野さんの小学校教員時代の教え子で数学者の藤原正彦さんが取材に対し「安野先生に習ったことが誇り」などと話した。

 「私が小学4年のとき、天然パーマでやせてギョロ目の安野先生が、図画工作の教師として着任した。自身が体験した陸軍二等兵時代の話をユーモアたっぷりに語り、授業はなぜか算数の話ばかり。絵を習った覚えはない。徒競走を題材にした数学の大学受験問題に正解したら、『大学に入れるぞ』と感心してくれ、考えるおもしろさや達成感を学ぶことができた。興味の対象が似ていて、私がいま数学者としてもっとも大事にしている美的感受性も、数学もユーモアも先生から教わった。先生が27歳、私が9歳からの付き合いは続き、食事に行ったり絵をいただいたりした。ここ3、4年はお会いしていなかったが、先生の絵は書斎に飾ってある。先生は『藤原くんを生徒に持ったことが誇り』とおっしゃってくださったが、私にとっては安野先生に習ったことが誇り。大きな星が墜(お)ちてしまったという気持ちだ」

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