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教員免許更新講習でNIE指南 新聞博物館と星槎大 「まず先生が手に取って」

NIEについてオンライン講習を行う日本新聞協会の関口修司NIEコーディネーター
NIEについてオンライン講習を行う日本新聞協会の関口修司NIEコーディネーター

 日本新聞博物館(ニュースパーク、横浜市)は、通信制の星(せい)槎(さ)大学が昨年12月にオンラインで実施した、教員免許状更新講習のプログラムを担当した。両者の連携は3年目で、現職の教師らが、教育現場で新聞を活用するNIE(ニュースペーパー・イン・エデュケーション)のさまざまな取り組みを3日間にわたって学んだ。同館は連携の目的について、「新聞を読まない生徒・児童が増える中、先生方に新聞を手に取ってもらうことが大きな狙い」と説明している。

 「新聞を活用した授業デザイン(NIE)を考える」と題した講習はまず、星槎大の佐々木伸教授が、「なぜ今、NIEが必要か」のテーマで講義を行った。

 情報環境の発展で、誰もが送受信できるようになった一方、新聞やテレビのような伝統的メディアが衰退し、「ポストトゥルース」と呼ばれる「フェイクまみれの時代」が訪れ、必要な教育がNIEだと指摘した。

 常識を働かせて疑問を持てば、フェイクニュースを見分けられるとして、新聞は常識を学ぶ最も優れた教科書であり、見出しだけでなく、中身も読むことが大切だとした。また、出典に当たり、5W1Hのファクトチェックを知るなど、リテラシーを育ててほしいと要望した。

 日本新聞協会の関口修司NIEコーディネーターは、真実より感情が優先される時代こそ、正確な情報が必要かつ重要だと訴えた。

 新聞を読むことが学力向上につながるとデータを示して説明しながら、気になった見出しを選ぶ、漫画の隠されたせりふを考える-といったワークショップ方式で講義を進めた。

 新聞を習慣的に読ませる「NIEタイム」、新聞から切り抜いた7音と5音の言葉を組み合わせる「見出し川柳」といった取り組みも紹介。「言葉遊びを通じて語感を磨ける」と積極的な活用を勧めた。

 そして、現代教育の課題として、子供の学力低下、規範意識や基本的生活習慣の欠如、教員の指導力や家庭教育力の低下などを挙げ、課題解決に新聞を活用してほしいと呼びかけた。

 また、新聞を使った学習指導案を作成したり、新聞博物館職員による同館の紹介などを行ったりして、講習を終えた。

 教員免許更新制は平成21年4月に導入された。10年間有効の新免許状を得るためには、2年間で30時間以上の更新講習の受講・修了が必要となる。

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