北海道で6人死亡、202人感染 札幌と函館でクラスター
北海道と札幌、小樽、函館の3市は15日、道内で新型コロナウイルスに感染した6人が死亡し、新たに202人の感染が確認されたと発表した。また、新たなクラスター(感染者集団)が札幌市の介護老人保健施設と函館市の救護施設「明和園」で確認された。
北海道では新規感染者数が11月下旬をピークに減少していたが、年末年始に会食する機会が増えたことなどから増加に転じている。道内の1日当たり感染者が200人を超えたのは今月9日の215人以来、6日ぶり。
札幌市公表分の新規感染者は107人で、同市の1日当たり感染者は今月9日の110人以来6日ぶりに100人を超えた。函館市公表分は19人で、同市では過去最多となった。
札幌市によると、新たにクラスターとなった老健の感染者は入所者10人と従業員3人の30~100歳代計13人で、酸素吸入が必要な患者が含まれている。
札幌市の担当者は「クラスターが収束していない病院や高齢者施設も含め、クラスターに関係する感染者が市内で52人確認されたことが全体の増加につながった」との見方を示している。
函館市によると、明和園の感染者は今月12日から14日にかけ入所者と職員計13人が確認された。
道内の死者は計527人、感染者は延べ1万5502人(実人数1万5463人)となった。
15日に死亡が確認されたのは、札幌市・90代女性▽小樽市・年齢と性別非公表2▽道公表分・70代女性▽同・年代と性別非公表2-の6人。
新たな感染者は、札幌市107▽小樽市9▽函館市19▽空知地方5▽石狩地方20▽後志(しりべし)地方3▽胆振(いぶり)地方10▽日高地方1▽渡島地方15▽上川地方1▽留萌(るもい)地方2▽オホーツク地方2▽十勝地方3▽釧路地方2▽根室地方1▽その他2-の202人。