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【朝晴れエッセー】猫背を卒業・1月14日

 私は子供のとき、猫背がひどかった。祖母や母にたびたび姿勢の悪さを注意されていた。

 元来内気で引っ込み思案な性格。大人になっても、どうせ、私なんか…とますます体は前へ前へとのめりこんでいく。

 それと同時に、身長がコンプレックスだった。150センチ台後半で、他の人からは「ちょうど良いわよ」と言われたが、ひそかにあと数センチ高ければと願っていた。

 あるとき、母にこう言われた。

 「背筋を正していれば、それだけで5ミリぐらい違うわよ」

 この言葉は天啓のように響いた。1ミリでも伸ばしたかった私は、早速実行に移した。次の健康診断のとき、確かに5ミリほど伸びていた。

 座っているときの姿勢にも気を付けるようになった。つい背が丸まり、足を組んでしまう。そのつど足を組むのをやめ、背筋をまっすぐにすることを心がけた。

 つい最近職場で健康診断があった。1・2センチ伸びていた。担当の医者が訝しがり、測り直したが、やはり結果は同じだった。内心快哉(かいさい)を叫んだ。これで160センチ突破も夢じゃなくなる。

 日本人には猫背が多いといわれる。街なかを歩けば、老若男女問わず前傾姿勢になっている人が実に多い。確かにその方が楽ではあるが、少し残念である。

 前をまっすぐに向いて歩いていると、それだけで気分がシャキッとしてくる。

青木まさみ 41 横浜市南区

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