PR

ライフ ライフ

「コロナ治療と救急、破綻寸前」 千葉大病院長が緊急メッセージ 

医療提供体制がひっ迫しつつある千葉大病院=13日、千葉市中央区(小野晋史撮影)
医療提供体制がひっ迫しつつある千葉大病院=13日、千葉市中央区(小野晋史撮影)

 新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、多数の患者を受け入れている千葉大病院(千葉市中央区)の横手幸太郎院長が、医療体制の逼迫(ひっぱく)を訴える緊急メッセージを公表した。新型コロナ治療と救急医療がともに破綻しつつあるとして、感染防止対策の徹底を県民に求めている。千葉県内では13日、感染者9人の死亡と、422人の感染が確認された。1日の死者数としては過去最多だった。

 千葉大病院によると、県が病床確保の基準を最高レベルの「フェーズ4」に引き上げたことに伴い、8日に新型コロナ患者向けの病床を40床増やした結果、通常医療向けの病床が46床も減少。重症患者用のICU(集中治療室)も確保していた4床では足りず、通常医療向けICUの転用が始まっているという。

 横手院長は「年明け以降、重症患者が急増し、対応が追い付かなくなりつつある」とした上で「重症患者の治療には救急や集中医療の専門医による対応が必要で、コロナ以外の救急医療に手が回らなくなっている」と強調した。

 関係者によると、9日からの3連休で救急車の受け入れを断った事例も出ているという。「普通なら救える命を救えなくなる状況が目前に迫っている」(横手院長)として、患者数抑制に向けた協力を求めた。

 千葉県によると、死亡した9人のうち2人はクラスター(感染者集団)が発生した白井市の特別養護老人ホーム「菊華園」の入居者。同施設では新たに2人の陽性も判明し、施設での感染者は計51人になった。

 船橋市保健所によると、クラスターが発生した同市の学習塾「進学塾Axel」で、新たに20代の女性講師の感染が確認された。感染者は中学生10人と講師2人の計12人になった。

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ランキング

ブランドコンテンツ