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ブームの影で相次ぐ飼育放棄 コロナ禍に翻弄されるペット

 民間調査会社「クロス・マーケティング」(東京)が昨年11月に全国の1100人に行った調査では、4月以降にペットを飼い始めた人は3・2%。飼育を検討した人も6・5%だった。

 飼い始めたり、飼育を検討したりした理由を尋ねると、最多は「癒やされる」(42%)。「ペット動画を見てほしくなった」(20・5%)、「コロナ禍で家にいる割合が増えた」(11・4%)なども続いた。

 一方、飼い方や育て方を「調べたことはない」としたのは21・6%に上った。関西のある動物愛護団体の男性代表はこう指摘する。「動物の命を物のように扱う人が多すぎる。うちでは子犬や子猫の譲渡希望が増えているが、『初めて動物を飼う』という人は特に慎重に譲渡の審査をしている」

オンライン活用も

 行政や愛護団体が開く譲渡会の中止が相次ぎ、新たな飼い主との縁を結べずにいる保護犬・保護猫も多い。

 そんな中、神奈川県動物愛護センターは昨年11月下旬、代案として、ビデオ会議アプリ「Zoom(ズーム)」を使ったオンライン譲渡会を初開催した。「1匹猫を飼っていますが、一緒に飼えそうですか?」「鳴き声が聞いてみたい」。当日は200人以上が参加。画面越しに犬や猫との触れ合いを楽しんだ。

 譲り受けの条件となる事前講習についても、県は譲渡会と同じ日にオンラインで配信。参加者の不安払拭にも努めた。

 上條光喜愛護・指導課長は「オンライン譲渡会で出会いの場が広がった」と喜ぶ。ただ、譲渡までには従来通りの厳しい審査が必要で、「動物が二度と不幸にならないように、時間をかけて最善の譲渡先を決めていきたい」と話した。

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