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【大森由紀子のスイーツの世界】ガレット・デ・ロワ 新年のお楽しみのパイ

ガレット・デ・ロワ
ガレット・デ・ロワ

 ガレット・デ・ロワは、教会が定めた1月6日の公現節(エピファニー)を含む1月中に、家族や友人が集まった際に食べる、アーモンドクリームをパイ生地で覆ったフランス伝統のお菓子です。

 公現節とは、キリストが12月25日に誕生し、東方からやってきた三賢人が礼物を携えてキリストに謁見した記念日のこと。フランスのお菓子屋やパン屋では1月になると店先をガレット・デ・ロワが占拠します。

 人々は、新年に家族や友人とこれを切り分けて食べるのを楽しみにしています。というのは、お菓子の生地の中に「フェーブ」と呼ばれる小さな陶製の人形が1つだけ入っており、それを当てた人は、お菓子に付いていた王冠をかぶって、王様、あるいは王女様としてふるまうことができるからです。

 それだけで終わりません。フェーブが当たった人は一緒に食べている人の中から、男性なら女性を、女性なら男性を選び、2人が祝福されるというのが本場の楽しみ方です。友人同士の場合は、その中に意中の人がいたりと、淡い青春の思い出となっている人も多いのだとか。

 食べるときは、温めてからいただくことも忘れずに。オーブンを200度に熱してからスイッチを切り、5分ほど温めるといいでしょう。バターの甘い香りとサクサクの生地、そして香ばしいアーモンドの香り。この組み合わせは、フランス菓子の王道でもあるのです。

おおもり・ゆきこ フランス菓子・料理研究家。「スイーツ甲子園」(主催・産経新聞社、特別協賛・貝印)アドバイザー

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