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【話の肖像画】歌手・郷ひろみ(65)(11)ジャニーさんとの出会い

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デビューして間もない、昭和47年ごろ
デビューして間もない、昭和47年ごろ

 《運命を決めたジャニー喜多川さんとの出会いは高校1年生のときだった》

 高校に入学して間もない頃、昭和46年ですね。おやじが国鉄(当時)に勤務していた関係で住んでいた東京・大井町の同じ官舎でご近所のおばさんが、おふくろから僕の写真を借り、内緒で映画のオーディションに応募していたんです。その後、1次審査が通って面接だという話をそのおばさんが持ってきたので、おやじ、おふくろ、妹と僕の4人で家族会議を開いた。おやじは「(芸能界は)やめとけ、浮き沈みがある」。妹は「面白いから行ったほうが…」。おふくろは「あんたが決めるもんだよ」と。僕は(小学校時代に学芸会で主役を降ろされた)トラウマをずっと引きずっていましたが、(面接会場が東京・銀座で)不二家には興味があったんです。ペコちゃん、ポコちゃん、銀座に行くなら最後は不二家かなって。それで僕は行くと決めたんですよ。

 でも有楽町駅で電車を降りて宝塚劇場と(会場の)東宝会館が見える信号前にさしかかったときでした。おじけづいて、「やっぱり、行きたくない」と言ったら、おふくろにいきなりバーンってたたかれたんです。「4歳から東京に出てきたかもしれないけどあんたは九州の男で、私はずっと九州の男として育ててきた。九州の男は一旦やると決めたら、最後までやる。途中でやめたらだめだ。行ってからやめなさい。それが男だ!」って。そこまで言われたので仕方なく会場には行ったのですが、たたかれた左の頬は“ミミズ腫れ”になっていたんです。これからオーディションだというのに…。でも会場に入る直前になっておふくろは「ひろみ、さっきはたたいてごめんね」と言ったらしい。僕も「もういいよ」と返したらしいけど、そこからまったく覚えていない。面接会場でも審査員に何を聞かれたかも覚えていないんです。

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