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【書評】『絶滅危惧個人商店』井上理津子著

 量販店やコンビニエンスストアにおされて、姿を消しつつある個人商店。ノンフィクションを数多く手掛ける著者が、地域に根差した商売を長年続ける個人商店を訪ね歩き、店の来歴や店主の人柄、客との交流を細やかに記録した。

 精肉、豆腐、洋品、靴など取り上げたのは18店。創業100年を超す店もあり、関東大震災や空襲、戦後復興期を経て、バブルとその後の不況も生き抜いてきた。

 商いはそれぞれ違うが、店主らの言葉にはみな、扱う品の専門家としての矜持(きょうじ)が漂う。軽妙で朗らかな文体に誘われて、自分の町の歴史ある店を探訪したくなる。(筑摩書房・1500円+税)

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