PR

ライフ ライフ

3度目のロックダウン開始 英国民の疲弊、限界に

5日、ロックダウンが行われている英ロンドン中心部(ロイター)
5日、ロックダウンが行われている英ロンドン中心部(ロイター)

 【ロンドン=板東和正】新型コロナウイルスの感染者数が急増する英イングランド地方で、3回目となる「ロックダウン(都市封鎖)」が始まった。ワクチンの接種で早期の感染抑止を期待した飲食店の経営者らからは将来を悲観する声が噴出。小中学校の対面授業の休止を受け、オンライン授業に必要な機材がなく、途方に暮れる家庭もある。長引く外出制限にメンタル不全を訴える人も増えており、国民の疲弊は限界に近づいている。

 「もう、永遠に店を再開できないかもしれない‥」

 ロンドンで飲食店を経営する男性(51)はそうため息をついた。英政府が4日夜の開始を宣言したロックダウンでは、2月中旬まで飲食店の営業は宅配やテークアウトを除き禁止された。ただ、ロンドンでは昨年12月下旬から新型コロナの変異種の拡大を受け、飲食店の店内営業はすでに禁じられていた。

 男性は「(今回のロックダウンは)最悪の状態がさらに続くと宣告されたようなもの」と嘆く。12月から国内で始まった新型コロナのワクチン接種は約130万人が受けたが、「感染状況が改善した実感は全くなく、むしろ悪くなっている」(男性)という。

 英政府は、新型コロナで打撃を受けた飲食業者などが最高9千ポンド(約126万円)を申請できる支援策を打ち出した。ただ、感染が抑制されなければロックダウンは長引き、支援策だけでは景気の悪化は止められそうにない。

 ロイター通信によると、米金融大手、JPモルガン・チェースのエコノミストは、今回のロックダウンにより第1四半期に英国の国内総生産(GDP)が2・5%縮小すると予測した。

続きを読む

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ランキング

ブランドコンテンツ