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神奈川、千葉を引きずり込んだ小池氏 西村経済再生相がターゲットに

新型コロナ特別措置法に基づく緊急事態宣言を発令するよう西村経済再生相(中央)に要請し、記者団の取材に応じる(左から)埼玉県の大野元裕知事、千葉県の森田健作知事、(1人おいて)東京都の小池百合子知事、神奈川県の黒岩祐治知事=2日午後、東京都千代田区
新型コロナ特別措置法に基づく緊急事態宣言を発令するよう西村経済再生相(中央)に要請し、記者団の取材に応じる(左から)埼玉県の大野元裕知事、千葉県の森田健作知事、(1人おいて)東京都の小池百合子知事、神奈川県の黒岩祐治知事=2日午後、東京都千代田区

 新型コロナウイルスの感染再拡大に伴い、菅義偉(すが・よしひで)首相が緊急事態宣言の発令を決断するまでには、水面下で首相や1都3県の知事らによる攻防が繰り広げられた。中心にいたのは東京都の小池百合子知事だ。

 西村康稔経済再生担当相に小池氏と埼玉県の大野元裕知事が面会する直前の2日昼、千葉県の森田健作知事のもとに電話がかかってきた。「これから小池さんは大野さんと一緒に西村さんと面会するようだ。千葉県はどうしますか?」。声の主は神奈川県の黒岩祐治知事だった。

 首相と気脈を通じる森田、黒岩両氏は当初、緊急事態宣言を求める小池氏に同調しない考えを伝えていた。政府が昨年宣言を発令した際、経済へのダメージが大きかったからだ。

 首相も当初は小池氏の求めに応じず、周囲には「都はすべきことをしていない。1都3県がそろって来るなら会うが、都だけなら会わない」と語っていた。

 「すべきこと」とは飲食店に対する午後8時までの営業時間短縮要請。午後9時までの時短要請を行った大阪市などで感染拡大のペースが下がったことも踏まえ、政府は昨年のうちに都側に求めたが、都は応じてこなかった。

 首相との面会が困難な状況で、小池氏がターゲットとしたのが西村氏だった。小池氏が政府に直談判を演出しようとする動きは事前に伝わっていたが、同調者は大野氏のみだった。政府高官も「神奈川と千葉はついていかないだろう」と楽観していた。

 だが、神奈川と千葉からすれば、東京、埼玉の動きを前に慎重姿勢を貫けば、県民から不作為の批判を受けかねない。宣言が出されていない県に人が流れ、感染が広がる恐れもあった。

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