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【話の肖像画】歌手・郷ひろみ(65)(3)徹底したリハーサル

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ステージに向け、トレーニングでも緻密な努力を重ねている
ステージに向け、トレーニングでも緻密な努力を重ねている

 《16歳から毎年のように全国ツアーをこなしてきた。アイドル出身で、いまだに年間50回以上の単独コンサートを行うアーティストは他にいない。華やかで迫力あるエンターテインメントの創造。そのこだわりとは…》

 ステージに上がれば「郷ひろみ」としてのスイッチが自然に入る。自らスイッチの切り替えを意識したことはないんです。リハーサルで体に覚えさせる。コンサートが始まる2カ月ほど前から楽曲を決め、アレンジも違うなと僕が感じれば直してもらう。1カ月前にはバンドメンバーと本格的なリハーサルに入り、10日ほど前に大きなスタジオを借りてコンサートと同じセットを組んで最終チェックをする。ステージについての考えは“緻密なもの”を作りたいということです。リハーサルでボーッとしていると過ぎていってしまう。だからボーッとしていることができないくらいの緻密さを求めるんです。そこに一切の妥協はありません。

 「リハーサルをきちんとやらないということは、きちんとやらない準備をしているだけ」というのが僕の持論。稽古とはそういうものなんです。一生懸命やれば、それが本番で全部に表れる。リハーサルだから適当にやるというのは、失敗する準備をしているようなものなんです。そういう経験をしてきたから、より入念な準備を心掛けています。

 ステージは生で歌うので、その日の声の調子は日々違うし、体のキレも違う。その調子を自分の中で理解して、「じゃあどうしたらいいか」ということに体がごく自然に反応する。そのためにもリハーサルがすごく大事になってくる。「リハを60%くらいやり、あとの40%は本番でやる。それで100%」という考えでは決して本番で100%にはならない。それは錯覚です。リハ60%なら本番も60点しか取れない、どんなにやっても…。70%なら70点が最高です。100%大丈夫だと納得してやると、そこでアドレナリンが出て、もしかして120点取れるかもしれない。100%やって、90点ということもある。でも90点取れているんです。そういうこともあるけど、70%でやった場合、70点以上はない。他の人はわからないけど、僕はそう思う。

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